発行元 三ツ木 あずさ .
エディションノート
終戦から十数年後のある夏の日、海岸の町に一人の男が降り立つ。そこで彼はふと、戦時中のある出来事を思い出す……。鮮やかなストーリー展開と意外な結末で知られ、国語教科書にも掲載された名作「夏の葬列」を収録。
【著者紹介】
山川方夫(やまかわ・まさお):1930年、東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。『三田文学』の編集者を経て作家となり、「演技の果て」「その一年」などの作品で芥川賞候補となる。ショートショートの分野でも才能を発揮し、「お守り」「夏の葬列」などを発表。主な著作に、『親しい友人たち』『愛のごとく』がある。1965年没。
【好評既刊】
『夏の葬列 山川方夫ショートショート傑作選』
『最初の秋 山川方夫作品集』